流転するから万物がある


万物が流転するのではなく、流転するから万物があるといえます。

矛盾、不一致、揺らぎが、「事」や「存在」を創造しているのです。

もし、すべてが平衡で同質性ならば、何の変化がなく、何も存在しない世界といえます。 そうした世界には、AとBを区別するものが一切なく、意味も情報もないといえます。
一切変化がないならば、世界は多様性や異質性を失い、動きもなく、すべてが死の静止世界となります。

矛盾、不一致や揺らぎなくして世界はなく、矛盾、不一致や揺らぎによって世界は創造されて続けられていると思われます。

(定森恭司)

“こころ”の可能性への実感と自覚

ティンガティンガの絵

苦悩を創り出す“こころ”ですが、苦悩を契機に、より生き易い人生や世界を創造するのも“こころ”といえます。

 しかし、科学技術が加速度的に革新されていく今日、今後、“こころ”の可能性を開くのは、科学技術に詳しい専門家や薬ではないかと期待と依存を高めてしまう危険性もあります。

 それだけ21世紀は、専門家や薬への過度な期待や依存から人々を解放し、より多くの人が自らの“こころ”の可能性に実感と自覚を高めていくことが期待されます。

(定森恭司)