カホンって、ご存じですか?

一見すると、巣箱?ゴミ箱?椅子?

ただの直方体の木の箱なんですが、ペルー発祥の打楽器。
カッコイイ女性のパーカッショニストがカホンを叩いているのを見て、ちょっと憧れていました。
それを自分で作って、叩いてみよう!という7回連続講座があると聞いて、参加してみました。
とりあえず、「カホン」は素敵にできあがったのです。

でも、私が叩くと、ただの「木の音」………。
ペルー人の先生が叩くと、それは素敵な楽器……。
カホンを叩いて、数十年、毎日叩かない日はない、と言う先生と、全く経験のない私では違って当たり前。致し方のないこと………

毎日ちょっとずつ叩いていたら、それでも少しずつカホンらしい音になってきて……
(ちょっと嬉しい……)   でも……

1拍1打、1拍2打、1拍3打………頭で理解して、メトロノームを見ながら、聞きながら、叩いてみるのですが…………身体がついてこない、右手と左手がバラバラ!!
「リズムは身体に染みこませて」と先生。ステップを踏んで、リズムに乗って……(うんうん)……気分良く身体が動く………(うんこれこれ、いい感じ……)
………あらあら??!! どんどん基本のスピードが速くなっている……(う~~ん)

はたまた、気分良くリズムに乗って叩けているときに、ふと頭で「これって、ほんとに1拍3打になってる?」と考え始めると、もう身体がバラバラになってリズムが刻めなくなっている……(あ~~~~!!!)

「頭で考えて、イメージし、理解している」ことと、「身体がそのように動く」こと
「身体が動いている」ことを、ちゃんと「頭でも理解し、把握し続けていること」

この「頭(意識)」と「身体(行動)」の双方向の繋がりが、なかなかうまくいかない。これはほんとに難しい。

「分かってはいるけど、止められない。できないよぉ……」
「え? 私そんなことしているかしら? したかしら?」

こんな体験、あなたにもありませんか?
「イメージ・頭での理解」がいくらあっても、それが本当にできるか、ということは別問題。また、自分が無意識にしている言動と、自分の考え・思想・イメージとが、時にずいぶんの隔たりがあることもある。
このことを改めて考えさせられています。 (前田由紀子)