無限の俯瞰

ひとりの人のある苦悩には、その人のミクロからマクロにわたる多層多元な問題がホロニカル的に含まれています。したがって、ある人のある苦悩の原因を、個人の病理や社会の病理の問題に帰属したり、神経・生物学的な問題などある次元や、意識的な認知の歪みなどある意識の層の問題に帰属させてしまうことは、とても危険な行為となります。

解明していく必要のあることは、ある次元ある層の問題が、他のよりミクロからマクロに至る次元や層の問題といかに複雑に絡み合っているかを無限の俯瞰によって根気よく、かつしっかりと見定めていくような謙虚な姿勢が大切となります。 (定森恭司)