見つかってくる答え

驚く方もいるかもしれませんが、心理相談では、あらかじめ正しい答えが用意されているわけではないのです。

しかし、あらかじめ正しい答えなどないのですが、自ずと、適切な方向性がみえてくるとはいえます。

たとえば、子どもの不登校状態に困っているお母さんがいるとします。お母さんの立場では、どうすればちゃんと子どもを学校に行かせることができるのかの答えのアドバイスを求めたくなるものです。しかし、心理相談では、あらかじめ子どもを学校に復帰させるための、よきアドバイスも、特効薬も特別な方法があるわけではないのです。しかしながら、不登校状態にある子どもにご家族がどのように対応していったら、これまで以上に、子どもの抱える生きづらさが少しでも生き易さに変容していくかについては、いろいろと試行錯誤していくなかで自ずと明らかになってくるのです。

心理相談では、答えはすでにあるものではなく、関わりの中から発見・創造するものとして、あるのです。  ( 定森恭司)