2月は目線をあげて

広い日本、2月の季節の様相は随分と違うのでしょうが、私の住む名古屋は、冬から春への橋渡しの時期かと思います。雪がふる日もあれば、あたたかい日があって、橋のうえを行きつ戻りつしながら、すすんでいくのでしょうね。

暖かい日は歩いていても自然と目線が上がり、街路樹や生け垣、庭木、鳥など見えてきます。寒い日は灰色のアスファルトや石しかなかったこの世界が突然、色を帯びいきいきとしたものに変化していて、驚きます。

寒い日でも花は咲いていたのでしょうが、寒い寒い、嫌だ嫌だ、とにかく早く行こう、と身体を硬くして下ばかりみて歩いているので、全く見えてなかったんだな、と思います。しかし暖いと、身体も気分も緩んできて、そうしたら自然と目線は上がり、いろいろなものが見えてきました。庭の梅は満開を過ぎ、水仙は終わり、近くの生け垣の山茶花はあとかたもなく、もっとはやくに見ておきたかった、寒くても目線をあげて歩いていたかったと反省。

どうしたら幸せになるかといったある研究で、「上をむくのがよい」という結果があったとのこと。確かにな~しかし上を向いてあるいては危ないので、できるだけ目線をあげて歩くようにしたい。
写真は満開の梅とうぐいすです。                                          定森露子