わくわく どきどき はらはら

インド・タラブックスの本より 「虎」

某TV番組で、年を取ると時間のたつのが早いのは、わくわくすることが減るからだと言ってました。たしかにそうかもしれない。「こんなこと、前にもあったな」「○○の方がきれいだったね」などなど、どこかで過去をもちだしてきたりして、今の感動にひたれない。また、意地悪されたり、大きなミスをしたり、試験勉強に追い立てられたりといった、マイナスなことも減り、それはそれで平安かもしれないが、どきどき・はらはら感はない。

どうしたってこの先の方が短いのだから、できるだけ時間の速度を遅くしていきたい。「いつだって今」という感覚を持つようにしたり、嫌なこと、苦しいことも拒否せず、私の時間の速度を緩めてくれるものと考えたりしていきたいものです。

(定森露子)

※ホロニカルマガジンの「カテゴリー一覧」の「閑談」では、ホロニカル心理学のパラダイムら生まれたエッセイを掲載しています。