年をとるということ

9月16日は「敬老の日」だが、注目度はひくい。私としては、「敬老」してもらわなくてもいいのだけれど、確実に年はとってきている。視力・聴力・味覚・臭覚・触覚・温度感覚といった感覚のみならず、思考のスピード、身体を動かす速度、情報の収集処理能力等々確実におちてきている。この世との接点がぼやけ、時の流れもゆっくりになってきている。これは私のようなもとからエネルギーの低い人間には必要なことなんだろうなと、最近は思えてきている。無理せず静かに、大切なものだけにむきあっていけるようにということではないだろうか。

(定森露子)

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