そのために生きて死にゆくことのできるような意味の実感・自覚を促進することを可能とするような心理学が求められています。
こうした心理学は、苦悩を契機に発見・創造されるものであり、客観的な真理の変容ばかりでなく、主観的な変容をも包摂するようなものでなくてはなりません。
理性的な理解だけでは、生きて死にゆく真理の“こころ”からの実感・自覚はありえないと考えられるからです。
ホロニカル・アプローチから誕生したホロニカル心理学は、自ずと死にゆく意味の実感・自覚を深化させていくような心理学として体系化されてきました。