自己と世界の一致とは

ホロニカル心理学で、自己と世界の出あいの不一致・一致直接体験というときの一致とは、自己と世界が存在として一となることではなく、自己と世界の関係が、存在論的には自己と非自己の関係として不一致の関係にありながらも、自己と世界が作用(働き)として一となることです。自己と世界が作用的に一になる時とは、世界に自己超越的な無限の働きに自己が共振し包まれる時といえます。ホロニカル体験と概念化しています。

世界内存在としての自己は身体的自己がは死して、いずれ自らを創造して世界自身になります。それは個としての身体的自己が永遠になることではなく、自己の自己超越的側面が自己が死してそのまま永遠になるここと考えられます。