無限の創造力

ツユクサ

“こころ”には、無限の創造力が秘められています。それを実際に可能なものとして引き出すような支援が適切な心理社会的支援といえます。

心的症状や心的問題は、あたかも障害・障壁のように語られますが、そうではありません。むしろ心的症状や心的問題は、これまでの生き方の限界を私たちに知らせ、新しい生き方の可能性を発見・創造する最大の契機といえます。

時として、新しい生き方の発見・創造のためには、一度、これまでの自分が大死して、自己と世界の不一致・一致直接体験という原点そのものに立ち戻ることが必要となります。これまでの私が一度、心的に死んで、新しい私に生まれ変わるほどの、まさに産みの苦しみのドラマとなるのです。

これまでの私の意識を忘我し、無心・無垢となって観察対象(自己及び世界)と一となる時、また新たな生き方が発見・創造されてくるのです。

人生とは、「死と再生」の繰り返しのドラマといえます。