あるものが、他のあるものによって包摂されながらも、あるものもまた、他のあるものを自らのうちに包摂するとともに、他のあるものもまた、あるものによって包摂されながらも、他のあるものが、あるものを自らのうちに包摂する関係にあることに目覚める時、そこに「愛」の働きを感じることができます。
そして、人の営みに関わらず、すべてがホロニカル関係(縁起的包摂関係)にあることに目覚める時、そこに「慈悲」の働きを感じることができます。
しかしながら、あるものと、他のあるものとの差異や対立ばかりに囚われると、たちまちのうちに愛が憎しみに転じます。