・臨床心理学に基づく、臨床心理士が運営する心理相談の場として、1995年(平成7年)3月に名古屋市瑞穂区内に開設されました。開設当時は、大学、公的機関や医療機関では、すでに多くの臨床心理士が活躍しておりましたが、まだまだ開業する臨床心理士はごく少数という時代でした。
・心理相談室こころの相談員は、全員、臨床心理士の資格を持ち、臨床心理士関係団体や学会に参加し、常に自己研鑽に努めています。また公的機関やスクールカウンセラーとしての臨床経験を豊富にもち、大学等での臨床心理学関係の講義及び、専門家へのスーパーバイズ(公的機関を含む)の実績をもっています。
・心理相談の方法として、既存の心理相談に関する理論や技法を尊重しつつも、特定の理論や技法にこだわることなく、統合的立場からアプローチします。
・来談された方が、心の内・外をじっくりと観察することを大切にした心理面接を実施しています。
・内面と向きあうとともに、生活の中の具体的な出来事も一緒に見つめなおしていく心理相談を大切にしています。
・心理相談室こころは、医療機関ではありません。したがって、医学的診断や投薬を含む医学的治療は行いません。当室は、あくまで臨床心理士による臨床心理学に基づく心理相談専門の相談機関という立場です。医療機関では、医師の指示の下で医学的診断に基づく治療を目指したカウンセリングが実施されますが、当室は、治療的面接を目指すのでなく、あくまで来談者の意志に基づく臨床心理学的支援を専門的に行うことになります。
・精神科及び心療内科に通院中の方でも、主治医の了解があれば、当室の心理相談を受けることができます。この時、主治医の紹介状をお持ちの方は、初回の面接時に、担当にお渡しください。
・悩みや問題解決を求める場合だけでなく、生きがい、自己探求、自己実現などのテーマにも応じています。
・精神障害や発達障がいをもった方やその家族の心理相談にも対応しています。