絶対無(空)=“こころ”
ホロニカル心理学では、“こころ”とは、生死の世界など、一切合切の現象世界を創りだし、それを包む場(フィールド)のようなものと考えています。そして、一切合切を創りだし、一切合切を包む究極の場とは、東洋思想の影響を受けて絶対無(空)と考えています。“こころ”=場=絶対無(空)です。
絶対無(空)という場が、物理現象と精神現象からなる現象世界を創りだしていると考えられるのです。その結果、“こころ”は、物理現象と精神現象という双面性をもった現象といえます。
ホロニカル心理学では、西洋からきた個人における精神現象を「心」とする心理学と、東洋思想の「心」の捉え方を統合し、“こころ”の働きを個人内の現象と狭く捉えず、もっと超個的な働きもあるものとして捉え直しています。