自己と世界の出あいの不一致は、微細レベルから粗大レベルに至る身体症状や心的症状といった生きづらさを引き起こします。
しかしながら、こうした生きづらさは、自己と世界の一致を求めて、これまでの自己と世界のミクロからマクロにわたる多層多次元な関係を見直すよき契機でもあるのです。
安全かつ安心して、多層多次元にわたる生きづらさを自由無礙に俯瞰して見直す場と機会さえあれば、人は自らの“こころ”の可能性を拡大させ、誰でも、より生きやすい人生を創造していく主役になることができると考えられるのです。
“こころ”の専門家は、“こころ”自身といえるのです。
専門家と称せされる人は、決して主役の立場にはいないのです。