自他境界をめぐるほどよい心的距離の落としどころを模索していく技法です。
例えば、妻自身の独立した心的世界を、心的エリアとして象徴する色紙Aで外在化し、夫の独立した心的世界を、心的エリアとして象徴する色紙Bで外在化します。その中間エリアに家族としての、あるいは夫婦としての共同生活の世界を象徴する白色の紙で外在化し、妻と夫のそれぞれに自らが求めるお互いのほどよい心的エリアのイメージの外在化を求めます。
写真の例は、夫婦とも合意した心的エリアの現況です。事例では、その後、それぞれの今後の希望を求めると、妻は、夫の領域を小さくし、その分だけ、自分の領域を増やしたいと希望を述べました。が、夫は、妻が自分と同じような領域をもてばいいと希望を述べ、微妙な差異を示しました。
しかし、その後、2ヶ月先に達成見込みがありそうな割合を共同研究的に協働して目標を決めることを求めると、夫は、現況より少し領域を縮小し、妻は現況より少し領域を拡大し、2人とも現況よりも共有領域(旅行・外食)を増やすことに合意しました。