永遠の今(2):今・ここを生きる

AIで作成

「今・ここ」における「今・この瞬間」は、時間も空間もなく、主観も客観の区分もなく、自己と世界の区分もありません。過去を含み未来が開かれてくるのが、「今・ここ」であり、「今・この瞬間」があるのみです。「今・この瞬間」が、厳密には、実在する世界といえます。

あるがままにすべてを受け取れば、鮮やかな生き生きとした「今・この瞬間」しかないことに誰でも気づくことができます。「過去」といっても、正確には、「今・ここ」において、過去のことを想起している「今・この瞬間」のことです。

しかし、「今・この瞬間」の自他無境界的出来事も私が何かを意識した途端、自己と世界が同時に生起し、自己と世界の間が主客に分離し、「過去」「現在」「未来」が区別されてしまいます。

それだけに、「今・この瞬間」に目覚めると、私(自己)と世界の境など一切なくなり、時間も空間も超えた「永遠の今」となります。