
むしろ、次の瞬間が予測不可能であり、偶然のようにして飛躍的な非連続的出来事が訪れる予感こそが未来と言えます。
しかし、過去に度重なる外傷体験を受けた人たちにとって、未来は常に警戒すべきものとなります。彼らにとって未来は、再び脅威をもたらす予測可能なものとして捉えられているのです。しかも、そのような予期不安は、必要以上に他者や社会に対して迫害不安として投影されます。その結果、過剰な不安を一方的に投影された周囲の人々は、「私があなたを脅かせていると言いたいのか!」と陰性感情を抱くようになってしまいます。こうして、過去に重篤な外傷体験を持つ人々は、善意のある周囲の人々との間でも予測可能な悪循環パターンを再現するという未来になってしまうのです。