相談面接で、「困ったらまた来てください」では、困った時だけの来訪となり、結果的に支援者も困ってしまう状況が生まれます。むしろ一定期間支援を継続することで、良い時も悪い時も共にしながらて相談支援を行うことで、当事者の問題解決能力や例外的な状況が見えてきます。しかし、「困った時に来てください」だけでは、それらを見出すことができず、形式的な指導助言で終わってしまうことが多いのです。これは、治療機関や専門機関でよく見られる対応であり、自分たちができることだけを行い、実際には、次回、再び同じ出訴で来訪した時には、「○○のところに行ってください」と、事実上たらいまわしの対応になっているのが実態です。
対人援助に関わる関係者が増えるほど、今述べたような、やんわりと、たらい回しにする状況が生じやすくなってきており、継続的な支援関係を築く人が少なくなってきている印象があります。
この実態は、明らかに見直すべき課題です。助言や指導は、継続的な相談にしっかりとつながるものでなければならず、当事者自身が「自分たちでやってみます。わかりました」と言える状態まで導くことが相談の本質です。