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節分。
子どもの頃から、何の疑問もなく、「福は内、鬼は外」と言って豆を撒いてきたけど、ところによっては、「福は内」だけだったり、「福は内、鬼も内」だったりするところもあるとか。
考えてみたら、「福は内、鬼は外」では、外は鬼だらけになってしまい、これはこれで結局は物騒な世の中になってしまうのではないか。かといって、「福は内」だけでは、「鬼」はその存在すらなきものにされてしまい「鬼」にとっては理不尽な話。
そもそも「鬼」は「鬼」ではあるけれども、「鬼」にとって「福」は悪者の「鬼」になるわけで、「福」だ「鬼」だとお互い悪者扱いしていても、世の中は平和にはならないのではないか。
結局は、「福」も「鬼」も、ともにこの世にあるものとして共存するしかないのかなあと、近所に遠慮しつつ、小さい声で「福は内、鬼も内」といいながら、ベランダから豆を撒いてみました。
(定森露子)
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