自己と世界

世界というものがまず先にあって、その世界の中で変化する万物やすべての出来事があるのではなく、万物やすべての出来事が絡み合いながら変容していく現象のことを、私たちは「世界」と呼んでいると思われます。

ホロニカル心理学では、自己と世界は常に同時に生成生滅していると考えています。

しかも、自己は世界内存在です。

「パスカルは神を周辺なくして到る所に中心を有つ無限大の球  に喩へて居るが、絶対無の自覚的限定といふのは周辺なくして到る所が中心となる無限大の円と考へることができる」とは、西田幾多郎の言葉です(『西田幾多郎全集』第五巻、2002年)。

世界なき、自己もなければ、自己なき世界と理解できるのです。