
私たちが死を忘却しているかどうかに関わらず、身体的自己は日々生死の戦いを繰り返しています。生が死に勝っている限り生きているといえます。この事実は、私たちが常に終末(死)に接していることを意味しているといえます。
ホロニカル心理学が指摘する適切な自己意識の発達は、すべての始まりであり、かつすべての終わりである根源として、絶対的な無への実感と自覚に向かっていくと考えています。
私たちは、生の終わりが死と考えがちですが、根源的には絶対無である死からの飛躍が生であり、生の終わりとは、この世の生の終わりですが、本来の姿に戻ることといえそうです。
宗教は、こうした次元への気づきから生まれると考えられます。