主語と述語の関係

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個と全体、個物と一般、特殊と普遍の関係は、主語と述語の関係に置き換えることができます。このとき、両者は対立する関係にあるのではなく、相互包摂関係にあると考えられます。

主語と述語の関係は、多即一の関係にあります。元々、多即一の関係にある多のうちの一として立ち顕れた前者(個、個物、特殊)は、後者(全体、一般、普遍)を包摂しながら新たな前者を創造すると同時に、新たに創造された前者は後者に包摂されて新たな後者を創造していると考えられるのです。

哲学者のヘーゲルは、物事の本質となる主語と、その属性や特徴を意味する述語との関係には弁証法的展開があることを明らかにしました。主語となるものが述語となるものを通して自己を否定し、また述語となるものが主語となるものを通して自己を否定するという動的プロセスが無限に続くのです。

こうした主語となるものと述語となるものとの縁起的包摂関係(ホロニカル関係)が、無常の世界を自己組織化していると考えられるのです。

主語にあたるところに「自己」、述語にあたるところに「世界」を当てはまると、ホロニカル心理学が考える現象世界に関するホロニカル論となります。