-内的世界と外的世界を共に扱う総合的アプローチ-
ホロニカル・アプローチとは、“こころ”の深層から、身体、関係性や社会に至るまで、自己(部分)⇔世界(全体)の関係を自由無礙じゆうむげに俯瞰しながらアプローチするもので、フロイトやユング、家族療法、プロセス指向心理学、システム論、ナラティブ・セラピーに加え、西洋哲学から東洋思想までをバックボーンに、生命力の溢れる情感をともなった“こころ”そのものの体験を扱っていく心理相談の思想および技法のことです。

※ 詳しくは、心理相談室こころ室長 定森恭司著書の「ホロニカル・セラピー:内的世界と外的世界を共に扱う総合的アプローチ)」(遠見書房,2015)を参照ください。

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エンパワ-メント法

小物を使って外在化されたある主体が、ほかの対象や主体によって圧倒されている場合に、圧倒されている側を補強する方法を「エンパワーメント法」と呼びます。

-エンパワーメント法の事例-

厳しい倫理観を内在化した外面(外我)がドラゴンの小物で外在化されており、そのドラゴンの批判に圧倒され、何も言い返せない状態にある内面(内我)が亀に小物で外在化されている場合。

※以下、クライエント:Cl、カウンセラー:Coと略記。

Co:<今までの経過を、すべてを知っている、すべてお見通しの天の神様が、もし今ここにいて、この厳しく批判的なドラゴンに何もいえなくなっている亀さんに、何か力を与えてあげるとしたら、何をしてあげますか。神様ですから、何でもできます。さあどうしましょうね>

Cl:(笑いながら)「こいつ(ドラゴン)を小人のように小さくしてしまう光線銃を亀に与えます」

※詳しくは、心理相談室こころ室長 定森恭司著の「ホロニカル・セラピー:内的世界と外的世界を共に扱う総合的アプローチ」(遠見書房,2015)、または、定森恭司・定森露子共著の「ホロニカル・アプローチ:統合的アプローチによる心理・社会的支援」(遠見書房,2019)を参照ください。