エンパワ-メント法
小物を使って外在化されたある主体が、ほかの対象や主体によって圧倒されている場合に、圧倒されている側を補強する方法を「エンパワーメント法」と呼びます。
-エンパワーメント法の事例-
厳しい倫理観を内在化した外面(外我)がドラゴンの小物で外在化されており、そのドラゴンの批判に圧倒され、何も言い返せない状態にある内面(内我)が亀に小物で外在化されている場合。
※以下、クライエント:Cl、カウンセラー:Coと略記。
Co:<今までの経過を、すべてを知っている、すべてお見通しの天の神様が、もし今ここにいて、この厳しく批判的なドラゴンに何もいえなくなっている亀さんに、何か力を与えてあげるとしたら、何をしてあげますか。神様ですから、何でもできます。さあどうしましょうね>
Cl:(笑いながら)「こいつ(ドラゴン)を小人のように小さくしてしまう光線銃を亀に与えます」