小物による外在化
ホロニカル・アプローチでは、内的世界や外的世界の出来事、あるいは、そのいずれの世界も象徴的にわかりやすく見える化(可視化)するために、よく小物を使って面接の場にあるテーブルの上に表現します。「小物による外在化」と呼びます。
例えば、
自分(あるいは、こころの中の自分) 通称:オカリナ(左写真) |
こころの中(あるいは、実際の人)で、自分を守ってくれるような存在。 通称:シバ神:(左写真) |
こころの中(あるいは、実際の人)で、自分に攻撃を加えてるくるような存在 。 通称:ドラゴン(左写真) |
これらは、いろいろ組み合わせていくことができます。
ある人の外面(そとづら)(外我:社会的自己)と内面(うちづら)(内我:内的自己)
フクロウ(外面)、オカリナ(内面):(左写真) |
ある人の厳しい倫理観を内在化した外面と、外面によって監視される内面を、ドラゴン(厳しい倫理観)、フクロウ(外面)、オカリナ(内面)によって象徴的に表現する:(左写真)
もうちょっと複雑になってきますと、次のような使い方もされます。
ある人の厳しい倫理観を内在化した外面と、外面によって監視される内面を、何でもお見通しで、なんでもできる力をもち慈悲深くみているトランスパーソナル的存在を、シバ神(慈悲不快超個的存在)とし、シバ神が、ドラゴン(厳しい倫理観)、フクロウ(外面)、オカリナ(内面)を見守っているところを象徴的に表現する:左写真
外在化は、場面再現法・対話法・超俯瞰法などと組み合わされます。