不安とのつきあい方

西表炭鉱跡

不安を不安として、そのまま感じながら、不安を自らの“こころ”の内に抱え込み、不安自体を意識しなくなるまで堪え忍ぶことが出来にくくなる場合があります。言葉にならない身体的違和感やひっかかり感に対しても同じです。

不安を受けとめ切れなくなると、不安を引き起こす対象を出来るだけ回避しようとしたり、逆に、必死に不安への対処法を本や情報機器を駆使して調べたくなります。

しかしながら不安はとてもやっかいな代物です。不安感ばかり見つめていると、逆にブラックホールの渦に捕まったように“こころ”の闇の無限の底に引き寄せられてしまうからです。

不安は、案外、近すぎず、といって遠すぎずの距離をとりながら、そのままそっと、わきあがってくる感覚を、言葉になるのに身を任したり、動作、仕種や身体で表現してみたり、絵、詩や歌にしながら、不安の波がほんの少しでも鎮まるのを待ったり、むしろ別の世界に意識を切り替えることが大切とホロニカル心理学では考えます。

不安から逃げようとしすぎたり、不安を全部打ち消そうとしたりすると、もっとも根源的な不安に陥る危険性があるから注意したいところです。