ホロニカル心理学の統合性

フランス革命

リベラリズム(自由主義)は歴史的に、自己超越的存在とされ崇められてきた神や絶対君主を否定する形で、個人主義的な人権の方が普遍的価値であると主張する形で登場しました。

その結果、トランスパーソナル的なスピリチュアル性は否定され、それに代わって科学的な知識やお金など現世利益的なものを生み出すものが普遍的価値として重視されるようになりました。

しかしその代わりに、自己と世界、生と死、光と闇、善と悪、聖と俗、美と醜悪の関係など、古来からの根源的な問いは、日常生活において、ほとんど問われることがなくなり、その代償として、自己は世界との深淵なつながりの実感や自覚を失い、ひたすら日常生活を生き延びることに追われるようになってしまいました。

こうした反省にたつとき、自己の存在の意味を、個的存在面と自己超越的存在面とを統合する方向に新しい心理学を再構築する必要があると考えられます。