“こころ”と量子の振る舞い

現代物理学(量子力学)は、物質とは岩のよう固くて揺るぎないものからできているとしてきた古典的考えをひっくり返し、雲のようなものだと言い出しました。物質の究極の構成要素が粒子のようにも波動のようにも振る舞うという二重性を持つことを実験や観測から明らにしました。しかも最小単位の構成要素が驚くべきことに、時間と空間を超えて、非局在的に相互に結びついているとまで言い出しています。

現代科学は、物質と非物質の関係についての従来のパラダイムの抜本的見直しを私たちに迫っていると言えます。

この流れが科学的に実証されてくると、脳の物理現象が心的現象を作り出しているという唯物論的考え方の再考を迫ることになりますが、さらなる研究と議論が今後必要になると考えられます。

心理学もこのパラダイムシフトを真剣に受け止めていく必要があるように思われます。多層多次元にわたる複雑な問題に対応する実践の中で、ホロニカル・アプローチが創発され、ホロニカル心理学が誕生したが、ホロニカル心理学は、従前の心身二元論的な“こころ”の捉え方ではなく、その土台には、物心の抜本的見直しからの非二元論的捉え方へのパラダイム・シフトがあります。。