
宗教を否定する科学でもなく、科学を否定する宗教でもなく、精神現象と物理現象、主観と客観、内的世界と外的世界を媒介し共に扱うことを可能とする心理学が必要と考えられます。
科学を否定する宗教は、物理現象、客観、外的世界を排除します。逆に宗教を否定する科学は、精神現象、主観、内的世界を排除します。その理由は、科学は物理的な現象を客観的に観察し、分析することに重点を置き、宗教は人間の精神的な経験や内的世界を探求に重点を置くためです。しかし、これらは一見対立するように見えますが、実際には人間の経験世界の異なる側面を補完しあっていると考えられます。
現代人のほとんどは、精神現象と物理現象、主観と客観、内的世界と外的世界のせめぎ合いの中で生きているだけに、両者を媒介し統合を可能とする生きた心理学の構築が必要と思われます。
生きた心理学は、観察主体と観察対象の組み合わせの差異で、同じ経験ですら見え方が異なってくるという事実を、統合的観点から体系的に見直すことになります。
ホロニカル心理学は生きた心理学を目指しています。