統合化

場所的自己による直観は、瞬間・瞬間の非連続的な直接体験をできるだけ包括的全体として現実主体に統合化しようとします。しかし中には統合化しきれない直接体験の断片が出ます。

この時、内我は統合化しきれなくなった未処理の断片的直接体験を、自己違和的身体感覚的として切り離し、身体的自己に記憶・保存させます。

一方外我は、意識に統合しきれな断片的直接体験に対して認識の対象にならないように抑圧したり否認したりして、外我が内在化している理(ホロニカル主体)の秩序や体系を守ろうとします。

こうした操作によって、現実主体は、現実主体自身の危機を防衛しようとしますが、その代償として、自己はさまざまな心的症状や問題を形成することにもなります。

しかし現実主体が、それまでは未処理だった断片的直接体験を消化・統合するだけの力をもつようになる時がやってきます。その時には、個人または社会に新しい理(ホロニカル主体)が創発されます。