
この3月末に、以前勤めていた大学の中にある本屋さんに顔を出しました。新学期の準備を、お店の人皆さんわいわいがやがやと楽しそうにしていました。「この雰囲気がいいねえ、学生もほっとするよね。学内でこんな雰囲気のところあんまりないよ」と伝えたら、「そう? 私達これが普通だよね」「それに来る子は、いい子ばっかりだよ」との答え。
本当にそうか? いい子しか来ないのか? そんなことはないと思う。
「いい子」というまなざしを向けられているから、そういう態度で接してもらえるからここに来る子は「みんないい子」なんだと思うけど。人はいつだって関係性の中で「人」なんだから。「評価」「あら探し」のまなざしばかりにさらされていたら、息苦しくて、「いい子風」になるか「悪い子」になるという道を選ぶのでしょうか。
とはいえ、悲しいかな「映画マーズアタック」(火星人が地球に降り立ち、のんきに大歓迎を表明する地球人を次から次へとやっつけていく・・・)の世界が、この地球上、人間同士でも起こりうることも承知はしていますが。せめて自分はマーズにはなるまい。
(定森露子)
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