自己と世界の自己表現

かけがえのない自己が自己表現をするという行為は、同じ一つの世界について、各々の自己が多様な自己表現をすることといえます。そうした行為の特性を、私たちは個性と呼んでいるわけです。

このことを逆に世界の方から言い換えると、本来一つの世界が、各々の自己を通して、多様な世界を表現するということになります。多の集まりが全一の世界ではなく、全一の世界がそのまま多の世界を、多の世界がそのまま全一の世界を、一瞬・一瞬、新たな自己表現をしていると考えられるのです。

自己と世界の関係は、一即多・多即一にあると考えられるのです。

世界の多様な自己表現として、すべての出来事、すなわち自己を含み、物質、生命、精神などが表現されるといえると考えられるのです。