加速度的に進化する高度情報化社会に生まれ育った人たちは、情報は一杯持っていても、アクチュアルな人や自然との直接の出あいの体験の巾と質が、かつての時代に比べて経験不足によって狭くなってきてしまっているのではないでしょうか。
ホロニカル心理学の概念でいえば、外我優位に育つものの、内我がなかなか育っていない人が増加してきた印象です。
その結果は、ちょっとした他者との一致に有頂天になりすぎたり、その反動のようにして、他者との不一致に過剰に落ち込むなど、気分をめぐる行き違いが増加しているように思われます。
大切なことは、さまざまな経験を豊富に体験し、そうした豊かな直接体験に裏付けられた考えをもった人を育むことではないでしょうか。