絶対無(空)(1)

東洋の瞑想者の多くは、内面の内面ともいうべき自己の最奥という極限の深部に絶対無を見出してきました。しかも眼前の現象世界は、絶対無からの自己分節的流出と語ります。

それは旧約聖書に示された絶対有として語られる絶対的一神のイメージとは異なるように思われます。無から有が不断に生成消滅するというのが、東洋的な思想に通底していると考えられます。