我(現実主体)が“こころ”を持っているのでありません。自己が自己および世界を映す場(フィールド)が“こころ”です。
場としての“こころ”に映された直観的なるものの意識化の中心点に、物的世界と精神世界を意識する意識としての我(現実主体)が成立すると考えられます。“こころ”が我(現実主体)を持つといえるのです。
知・情・意・行動など心理学者が“こころ”の要素として識別するさまざまな作用は、自己と世界の不一致・一致の直接体験を自己に映す機能として歴史的に形成されてきたと考えられます。
そして地球上では、人間に至ってはじめて、自己及び世界を受動的内省的に理解するだけではなく,、自己自身や世界に対して能動的に働きかけることができるようになったと考えられます。