ホロニカル論的見立て

ある心的症状やある心的問題に包摂されている多層多次元にわたる観察主体と観察対象(自己及び世界)をめぐる悪循環パターンを、支援者と被支援者が協働しながら、できる限り外在化などの技法を使って可視化しながら共有し、可視的に把握された悪循環パターンのうち、いずれの層、またはいずれの次元のどんなテーマに関する悪循環パターンに焦点化すると、より短期でより効果的な変容を見込めるかを見極めるのが、ホロニカル論的な見立てといえます。

また、ある層あるいはある次元のテーマをめぐる観察主体と観察対象の関係をめぐる変容が、他の層や他の次元にどのような変容をもたらしていくかを動的に把握しつづけていくのが、ホロニカル論的見立ての特徴といえます。