身体の管理統制

自然なる営みを管理統制しようとする社会は、自然なるものを管理統制できることを理想とする価値観(ホロニカル主体:理)を内在化した人を創り出します。そしてそうした人は自らの身体的自己を管理統制することを理想とします。

しかしながら、そうした不自然な生き方は、やがてとても生きづらくなってきます。

身体もそのうち悲鳴をあげます。

ホロニカル心理学では、逆の方向を重視します。身体的自己の感じるところを考えながら、身体的自己がもっとも自然な方向となる生き方を模索します。

ホロニカル心理学では、身体的自己を制御しながら生きる生き方は、外我内我を制御しながら生きる方向と考えています。外我優位な生き方と考えます。それは結果的に不自然な生き方になります。それに対して、身体的自己を感じながら生きるとは、自己と世界の出あい不一致・一致直接体験を直覚する内我と外我が絶えず対話をしながら生きる生き方です。内我がより身体的自己が自然に生きられる方向を外我が考えながら生きる生き方です。感じるところを考えながら生きるという生き方です。

多くの事例の心理社会的支援を通して言えるのは、内我と外我が対話しながら生きる時が、もっとも適切な自己が自己組織化されてくるとことが明らかだということです。