主観と客観(2)

主観を客観的対象として研究しようとしても客観にはなりません。主観を客観的対象として研究しようとする主観の影響を排除しきれないからです。

いくら主観が入らないように、一切の判断・評価・解釈を一時棚上げにして客観的にあろうとしても、そうした主観的な態度そのものを観察対象に与えてしまう影響を排除できないのです。

観察しようとする行為そのものが観察対象の観察結果に影響することを排除しきれないのです。

このようなことを究極的に考えていくと、主観と客観の関係は、大乗起信論で語られる非一非異の関係にあると了解されてきます。