“ゆらぎ”

“こころ”は、要素還元主義的に分析された要素をいくら足し合わせても、決して“こころ”の全体とはならず、さまざまな要素が相互関係を形成しながら要素の総和以上の秩序を自己組織化する現象であり、複雑系の学問の対象となる現象と考えられます。

“こころ”の一要素と考えられる感情一つとっても、感情そのものを他の要素から独立自存するものとして扱うことはできません。ある感情には、多層多次元にわたる複雑な要素との相互作用が含まれているからです。

したがって、たとえ“こころ”のある微かな“ゆらぎ”であっても、その影響は“こころ”の多層多次元にわたると考えられるのです。複雑性科学でいうバタフライ効果が見られるのです。