自己同一性について(1)

ある箱庭

ホロニカル心理学でいう自己同一性とは、自己が何も変化せず恒常的に同一であるという意味ではありません。また自己自身が、自己のみで自己であることを一定に保つことができるという意味でもありません。

自己同一性とは、自己が他者との差異化と統合化のせめぎ合いの中で、過去の自己同一性が否定され、新たな自己を自発自展させながらも適切な全体的統一的自己を自己組織化させていくことができるという意味です。

こうした自己の同一性は、主観的意識の統一体としての我(現実主体)の同一性を意味する自我同一性の概念とは異なります。