不一致・一致(12):対立するものの不可分一体

主体と客体、苦と楽、善と悪、生と死、時間と空間、精神と物質、質量とエネルギーなどなど、一見相対立するかに見える現象は、実際には対立しながら波の凹凸のように不可分一体の一なるものの両面性といえます。

不一致の関係にあるものは、本来、いっときも離れることなき一致の関係にあるといえます。元々不可分一体のリアリティに対して、人がある境界線を引くことによって対立的関係になるといえます。あるがままの世界とは、すべてが無境界の統一的出来事といえます。

本来、無境界の統一的出来事を、相対立しながら重々無尽の世界に区別するものが言語と考えられます。

本来、ある面だけ都合よく取り出し、他方を無視することはできないといえます。