
対話から真理が生まれてくるとしたのはソクラテスです(産婆術)。
真理は誰かの頭の中にも、社会の中にも存在するのではなく、対話の中から生まれてくるものとされています。
この時、対話によって発見された真理が、真に真理であるかどうかは、対話が続く限り常に不確かであるといえます。なぜなら、新たな対話の中でその真理が変化する可能性があるからです。
しかし、もし真理が対話の中ではなく、誰かの頭の中や、社会の中に存在するとする者がいると、その人は対話に何ら意味を見いださず、パターナリズム的になるか、他の真理を語る人の声を抹殺するような教条主義的な雰囲気を場につくりだすことになります。