既知の価値観(ホロニカル主体:理)同士の対立の統合化

(イラストはAIで作成)

帰属する社会のもっている個人主義的な自立と責任を重視する価値観であるホロニカル主体(理)を内在化した他律的外的現実主体(外我)は、内的現実主体(内我)の自己主張を積極的に支持する他律的外的現実主体を形成しています。

それに対して、個人主義よりも個人を超越した力を重視し、他者との協調や相互依存性に価値を置く社会のホロニカル主体(理)を内在化した他律的外的現実主体は、内我を抑制することに力を注ぐことになります。

日本は欧米文化を積極的に取り込む中で、前者タイプの人が増加してきていますが、そのいずれのホロニカル主体(理)も混在している状態にあるため、日本人の個人的自己面(内面)と社会的自己面(外面)がとかく対立しがちです。

このような既存のホロニカル主体(理)同士の対立・混乱は、個人内の内的現実と外的現実の関係の対立・混乱に深く影響を与えています。

しかし、個人主義的な価値観と協調性や相互依存性を重視する価値観の対立と混乱の中にあっても、まさに対立と混乱の中から、新しい価値観(ホロニカル主体:理)が創発されてくると思われます。それは多様性と統一性という矛盾をどのように止揚していくかを明らかにしていくような新しい価値観(ホロニカル主体:理)と思われます。

ホロニカル論一即多・多即一、部分が全体を包摂し、全体も部分を包摂するという縁起的包摂論もその一つの理と考えられます。