
自己は、場所に拘束されることなく、我の主体的な意思を持って自己の未来を自己組織化しようとします。しかし、自己は場所的存在でもあり、場所の持つ意志を自己に反映させ、内包しようとします。その結果、自己は、個的自己の意思と場所的自己の意志との不一致・一致に苦しむことになります。
しかしながらこうした個人的自己と場所的自己との不一致と一致の無限の繰り返しの中で、場所的自己と個的自己の関係が一致を求めはじめると、個的自己が場所的な存在といえる全体的自己を包摂し、その逆に、場所的自己が個的自己を包摂するホロニカル関係が形成されはじめ、適切な自己が自己組織化されます。
しかし、ホロニカル関係が崩れると、場所的自己と個的自己の関係が再び不一致ばかりになり、両者の矛盾対立が深まり、自己組織化が損なわれ、さまざまな障害や症状が生じます。