命の働き

命の働きは、生命体を因果論的なパラダイム還元主義的に分析し、それらを機械のように組み合わせて全体を把握することができない現象です。

命の働きは、機械論的な部分の総和が全体であるという機械論的パラダイムでは説明がつかない現象です。ある生命体は、置かれた場所に応じた特有の振る舞いをします。例えば、海から釣り上げた魚は、機械の部品とは異なり、海中にいる時の振る舞いとは異なる行動を示します。

ある魚の生きた振る舞いを知りたければ、海中での観察を続けることが必要です。

生命とは、置かれた場の中でその振る舞いを変化させるものです。自己組織化を図るところに命の主体的な働きを見ることができます。それは決して生物だけではなく、物質も含んで自己組織化の働きを見いだすことができます。

こうした観点に立てば、物質現象から生命が生まれたのではなく、自己組織化する宇宙自体が命の働きと言えます。