
「セラピー」の和訳を、「心理療法」とする人と「精神療法」や「心理治療」とする人がいます。一般的には、医療領域で働く専門家ほど、医学的な意味を含んだ治療を強調するために「精神療法」や「心理治療」を好んで使うように思われます。
ホロニカル・アプローチでは、「治療」ではなく、心理・社会的支援ですから「精神療法・心理治療」という用語は使用せず、セラピー=心理療法を含んだ全体を「カウンセリング」という用語を使用します。この違いは言葉の違いではなくパラダイムの差異からの使い分けです。一見、類似行為ですが、医学に基づく「精神療法」や「心理治療」と、非医療行為としてのホロニカルアプローチは明確に区分されます。
したがってホロニカル・アプローチは、医療モデルとは違った意味でカウンセリングやセラピーを求めてくる方への対応が中心となるため、医学的診断や投薬治療を治療目的など医療ケアの必要な場合には、信頼できる医療機関を紹介することになります。また医療ケアとは別の意味で心理・社会的支援が必要となれば、医療ケアと協働的な対応も可能です。