新しい文化の発見・創造

 

価値の多様化が加速度的に浸透し、人と人の共通感覚が失われていく時代にあっては、個と個、あるいは信念と信念が激しく対立し、人と人がとても傷つけやすい関係になりがちです。

こうした社会的確執を乗り超えていくためには、常識の異なる「異人」同士が集う場で、お互いに新しい常識や新しい文化を創造しあっていく姿勢が求められます。

そしてそのような場で創発される新しい文化は、一見共通性のあると思われる出来事の中に差異を、一見差異のあると思われる出来事の中に共通性を発見・創造し続けていくようなホロニカルな関係(縁起的包摂関係)に目覚めていくものになると予感されます。