※「IT」は、2024.11.20以降、「それ(sore)」に統合されています。以下のブログは、統合前のものです。
自己超越的な「IT」の働きを、自己外にあるものとして実感・自覚し、外からの働きかけによって、自己と世界の出あいの一致の直接体験を通じて適切な自己の自己組織化(真の自己の人格化)を促進していくのか、それとも自己超越的な「IT」を自己内にも包含されている内なる働きとして覚醒することによって、適切な自己の自己組織化を促進していくのか、「IT」と自己との関係には、この二つのパターンが考えられます。
この差異は、外我が、「IT」に関して、いかなるホロニカル主体(理)を内在化し、かつ外我と内我といかなる関係にあるかによって決定されると考えられます。
しかし、こうした差異に関係なく言えることは、究極的には、自己は自己超越的な「IT」によって包摂され尽くされます。当然のことですが、自己が自己超越的な「IT」を超えることは、個的自己が誇大妄想に陥らない限りありえないということです。個的自己が自己超越的な「IT」に包摂されることはあっても、個的自己が自己超越的「IT」を包摂することはあり得ないのです。
「IT」とは、絶対無自身の自己矛盾によって生起する全総覧的で全一的・統合的な働きのことです。個的自己は、自己と世界の一致を求めて、真の自己を目指して適切な自己を自己組織化するとともに、世界の変容(歴史的変容、社会的変容、文化的変容、芸術的変容)を促進しながら、死に至るまで生きる存在といえるのです。