「IT(それ)」(10):絶対無(空)との関係

渋温泉

※「IT」は、2024.11.20以降、「それ(sore)」に統合されています。以下のブログは、統合前のものです。

「IT(それ)」と「絶対無(空)」は、本来同一でありながら、絶対的に矛盾する関係にもあります。

同一でありながら絶対的に矛盾することによって、相対有(物質)と相対無(エネルギー)が相矛盾しながら同一にある絶対有としてのこの世界(宇宙)が立ち顕れてきます。この世界は、絶対無の無限の創造的な自己運動の顕れのようなものといえます。

「IT(それ)」は、絶対無から絶対有の世界を創造する理であると共に、自らが創造した世界を総覧的に統合する働きといえます。

自己は、そうした宇宙(世界)から創造される多様な万物の一つとして創造されます。自己は世界に関係なく自存自立的に存在していることなどありえないのです。

それ故、自己は、絶対無と「IT(それ)」と相矛盾しながら同一にあり、かつ相即相入的な関係を持ちながら生成されていると考えられます。しかも、生成される自己は、常に、相対有と相対無が相矛盾しながら同一にあるという出来事として動的に立ち顕れていると考えられるのです。

そして、絶対無から創造された万物や出来事は、いずれすべて絶対無の世界に還流し、また新たな万物や出来事を創造する源となります。

こうして、すべての出来事は、一即多一即一切、相即相入といった円環的関係を無限・無常に繰り返しているといえるのです。