「IT(それ)」(11):「自己」との不二一体性

※「IT」は、2024.11.20以降、「それ(sore)」に統合されています。以下のブログは、統合前のものです。

 

ホロニカル心理学における「IT(それ)」と「自己」の関係は、次のとおりです。

自己にとって「IT(それ)」は内在的であると同時に自己超越的な働きとして感じとることができます。しかしながら、「自己」が「IT(それ)」となって超越的な存在になることは決してありません。「自己」にとって「IT(それ)」は、絶対的総覧的統合的な“こころ”の働きとして感じることができますが、自己自身が「IT(それ)」自身になることはできません。

「自己」の中に「IT(それ)」は包摂されていると共に、「自己」は「IT(それ)」によって包摂されてもいます。「自己」にとって「IT(それ)」は、「絶対的な他者」でありながらも、一時も相互否定的な関係を離れることのない不二一体の関係にあるといえるのです。

また、「IT(それ)」は、自己に内在され、かつ自己超越的な働きとして、自己が実感・自覚するかに関係なくどんな自己にも働いていますが、自己によっては実感・自覚できない場合もあり得ます。しかし、「IT(それ)」の働きがないと、自己は、自己としの統合性を失い、自己と世界の出あいの直接体験は、非連続的な自己の断片に解体してしまいます。